【女将の日本酒旅】滋賀県。琵琶湖をグルりとドライブ編!
今回の琵琶湖〜小川酒店編は、日本酒担当の女将マリコが担当します。
前回の北島酒造蔵見学に続く。
北島酒造を後にしたのは午前11:00頃。
琵琶湖を一周してみたい!という私の希望に、大将マコトも付き合ってもらいました。
鮨かの女将マリコの気ままな琵琶湖一周記
琵琶湖とは!
日本最大の湖・琵琶湖。
一周200Km、車で4時間、自転車10時間、徒歩2日以上!
〝湖〟と聞くと、その大きさは想像出来ないかもしれませんが、琵琶湖を目の前にすると、対岸は見えず、その圧倒的な大きさに驚きます。
車で4時間と何かに書いてありましたが、実際はもっと掛かりそうです。
途中には彦根城や和菓子の〝たねや〟の本拠地施設も有り、色々寄り道したくなります!
でも今回は残念ながら時間がタイト。
今回、私が1番見たかったのは北湖エリアです。高速道路を使い南湖エリアを少し飛ばして、琵琶湖を1周する事になりました。
この日の夜は、滋賀酒をいつも送って頂いている、小川酒店の明美さんご夫婦との会食も控えていたので、とりあえず急いで周る事に。
その小川酒店の明美さんとの出会いはこちらにチラリと書いてあります↓
琵琶湖をグルり!ドライブへGo!
琵琶湖は南湖エリアと北湖エリアとあります。南湖エリアは人口が多く、栄えています。
大津、近江八幡、草津と賑やかなエリアが続き、そこを抜けると北湖エリアに入り田園風景が続きます。
北湖エリアにある長浜市の北側隣は福井県に入ります。
南湖エリアと違い、北湖エリアは山々も綺麗に見え、日本100名山の伊吹山もあり、そこを東に超えるとかの有名な関ヶ原です。
新幹線もよく止まる様に、この辺だけ雪が物凄く降ります。南湖エリアと北湖エリア、気候も結構違うのです。
綺麗な山あいと、琵琶湖が見える道路を気持ち良くドライブ。
道の駅に寄って特産品を見たり、のどかな湖畔で休憩したりと、天気も最高で、素敵な琵琶湖一周となりました。
反時計回りに周ると、以前蔵訪問した
【不老泉】を醸造する〝上原酒造〟のある高島市を通り大津市に入ります。
↓以前お邪魔した不老泉の蔵見学blog
琵琶湖大橋のすぐ近く。浪の音酒造に寄りみち!
そして、大津市に入って直ぐにあるのが
【浪乃音酒造】です。
こちらは目と鼻の先が琵琶湖、という湖岸にある創業200年以上の蔵です。比叡山のお膝元に位置しているのもあり、「浪乃音」という名前は比叡山の高僧によって付けられたそうです。
余談ですが、〝波〟は主に海に使われる漢字、〝浪〟は河川や湖に使われる漢字ですね。
蔵に寄るとお酒も買えますので、
小川酒店に卸してない酒を1本頂きました。
浪乃音酒造を後にし、比叡山延暦寺を左手に通過し、大津市街地に入ってゴールです。
急いでレンタカーを返却しホテルにチェックイン。身支度をしてさぁ夜ご飯!
大津の夜!ウナギしゃぶしゃぶを堪能する!
今回、小川酒店の明美さんご夫婦と待ち合わせているのは、前回女将マリコだけお邪魔した「おお杉」さん。
こちらのウナしゃぶ、絶品なんです。
京都のたん熊さんで修行されたご主人で、その独特な包丁の入れ方で、〝フワっトロっ〟なウナギしゃぶしゃぶがいただけます。
こちらのおお杉さんの日本酒は小川酒店が卸してします。毎日お酒の注文が来るそうです。
それだけ毎日大盛況なんです。
今回は夏が時期のハモ炭火焼きも堪能しました。
おお杉さんは、滋賀酒の種類もかなーり置いてまして、冷も燗も色々楽しめます。
しかも、この日は小川酒店ご夫婦のおかげで、メニューには無いレアな滋賀酒も色々出して頂き、お食事と共に滋賀酒もたっっぷり堪能致しました。
良く飲む我々にこちらもサービス。ウナギの骨焼き。
翌日は、16:00に京都でお鮨という予定でしたので、時間まで滋賀にいることにしました。
浅芽生の平井商店にご挨拶!
まずは、ホテルチェックアウト後、小川酒店へ行き、日本酒の仕入れ。
最近、不老泉が人気で品薄だそうです。喜ばしい事であります!
今回は蔵に行ったのもあり、〝北島〟と〝浪の音〟をメインに仕入れしました。
小川酒店の直ぐ近くには【浅芽生】を醸造する平井商店もあるのでこちらにもご挨拶。
平井さんは以前、亡き齋藤さんが鮨かのに連れて来てくださってからのご縁です。
ちなみに浅芽生は〝アサヂヲ〟と書きます。
私は3度目の蔵訪問ですが、大将が初でしたので、平井さんが気を利かせてささっと蔵案内までして下さり、ありがとうございました。
お酒も仕入れたし、蔵見学も出来たし、満足して大津を後にしました。
今回の旅を終えて。
今回も日本酒に始まり日本酒に終わりました。
初日の北島酒造の蔵見学からの琵琶湖1周。
夜は酒屋さんと会食しながらタップリ滋賀の日本酒のお話をしながら滋賀酒もたっぷり堪能。翌日は日本酒の仕入れと平井商店の蔵訪問。
と、大好きな滋賀のお酒に浸った2日間でした。
関東圏は位置的に、東北のお酒が強いですが、滋賀県には実に32蔵の日本酒蔵があります(滋賀の酒造組合に所蔵してる数)。
滋賀の酒屋さんにとって、蔵はとても身近で仲良し。良く意見交換もしています。
滋賀酒に関わらず、鮨かので扱う日本酒はそんな酒屋さん達から仕入れたお酒なのです。
蔵の想いを酒屋さんが継ぎ想いを持って販売している。
その想いを我々飲食店が繋ぎ、お客様の口まで運ぶ。
そうすると日本酒の味わいはもっと深く楽しい物になるはず。
日本酒をもっともっと楽しみましょう!