第一回!春の鮨と熟成酒を合わせる会。開催迫る!
鮨かの初めての試み!鮨店ならではの熟成日本酒フルコースをご堪能あれ!
鮨かの店主 鹿野亮は以前〝唎酒師〟の資格を保有していました。(資格更新はしていないので、過去形です。)

かつて私は、森伊蔵や魔王や村尾などを代表とする本格焼酎ブームを経験し、丁寧に造られたアルコール飲料の魅力に魅せられていました。
その興味は焼酎から日本酒へ広がっていくのは自然な事です。
初めて出会った日本酒は〝陸奥八仙 漁火〟でした。
ラベルに描かれている〝夜の海に浮かぶイカ漁の漁火〟を眺めながらイカのお刺身とお燗酒を楽しんでいるうちに、どんな場所でこのお酒は作られているのか知りたくなり、実際蔵元にも行き、蔵人と話をしました。
そしてもっと広く正しい知識を持ちたいと思い、唎酒師の資格を取ったのは2010年の事でした。
それはリーマンショックの余波から1ドル81円。1ユーロ113円の頃。そしてマイケルジャクソンが亡くなった年のお話です。
その後もこだわりを持つ酒屋さんを巡り、各地の酒蔵を訪れ、今も知識を広げ続けています。
現在の鮨かのでの日本酒ラインナップのテーマは〝作り手の顔が見える日本酒〟です。
どんな人がどんな場所でどんな気持ちで作っているのか。
そんな所を大切にしています。
鮨かのには、多くの日本酒ファンが世界中から訪れています。
今回は日本酒をこよなく愛するお客様のご要望により、【第一回 熟成酒の会】が開催される事になったのです!
第一回 熟成酒の会 誕生ストーリー
熟成日本酒とは!

数年振りに唎酒師向けの教材を引っ張り出しました。
その唎酒師向けの教材からすると日本酒は
・香りの高いタイプの薫酒
(フルーティーで白ワインの様な日本酒)
・軽快でなめらかなタイプの爽酒
(淡麗辛口など)
・コクのあるタイプの醇酒
(無濾過生原酒など)
・熟成タイプの熟酒
(複雑で凝縮された味わい)
上記の4タイプに分けられています。
熟成日本酒と言っても、その明確なジャンルが存在する訳ではありません。
長い年月を経て味醂の様な熟成を遂げたもの。2~3年寝かせた事で円やかな味わいになったもの。人それぞれが指すポイントは違います。
鮨かのが導き出した答えはこれ!
豊かな個性と幅広い味わいを持つ熟成酒ですが、合わせる食事は〝鮨〟
個性の強すぎる熟成日本酒では鮨が負けてしまいます。
鮨を優しく包み込んでくれる日本酒。
お吸い物の様な日本酒。
鮨の美味しさを増幅させてくれる日本酒。
そんな熟成酒をチョイスし、コースとして組み立てる作業を現在行っています。

上記の〝2BY〟とは令和2年製なので、4年間熟成された日本酒です。
現在の熟成日本酒ラインナップはコチラ!
熟成酒のテイスティングはまだ終わっていませんが、手応えはかなり有ります!
予告として、現在のラインナップを少しご紹介致します!

大信州純米吟醸スパークリング 鮨かの独自熟成
乾杯はコレで!溢れる旨味!
京の春 特別純米酒 4年熟成
優しく円やかな味わいは白身魚の握りとの相性よし。
扶桑鶴 純米吟醸 5年熟成
程良く力強い味わいが鮨かののシャリとベストマッチ!マグロ系に合わせる予定。
大正の鶴 RISING 特別純米 5年熟成
こちらもシャリとの相性よし!貝類や甲殻類と合わせる予定。
玉桜 純米吟醸 3年熟成
隠し技の山椒燗。穴子と合わせるとどうなるか⁉︎
TOMITSUTU 秘蔵酒
一般的には購入出来ないお酒。小肌に合わせると旨味の相乗効果が発生する!

春の鮨ネタと熟成酒を合わせる!
第1回熟成酒の会は3月14日に決定しています。
あん肝や白子を使ったひと品、焼き物は太刀魚が良くなってますね。その頃はホタルイカも始まってます。桜鱒も登場するかも!
参加者の皆様!当日はどうぞ宜しくお願い致します!