【酒蔵訪問記】滋賀県湖南市。硬派な日本酒を醸す北島酒造を訪れました!
造り手の想いに触れる酒蔵訪問記。part3
湖国。二百年以上続く北島酒造はこんなトコ‼︎
鮨かのと北島との出会いは、2021年に発刊されたdancyu の日本酒特集号でした。
すっきりフルーティーな冷やして美味しい日本酒とは真逆な、味わい豊かな流行に左右されない北島。
硬派なイメージを持つ蔵人たちの写真を見て、それを飲んでみたい衝動に駆られ、販売店を探し、いつの間にか鮨かのの日本酒ラインナップには欠かせない存在になった訳です。
令和5年7月。鮨かのにとって未体験の土地。滋賀県湖南市 北島酒造を訪れた様子を綴りたいと思います。
北島酒造訪問記
北島酒造のある滋賀県湖南市はこんなトコ
滋賀県の事を〝湖国〟と呼んだりするんですね。
でも、北島酒造から琵琶湖までは車で1時間かかります。
蔵の南には、金勝アルプスと呼ばれるトレッキングに最適な山々。そこからの琵琶湖の眺めは素晴らしいそうです。
冬はとても冷え込むそう。〝比叡おろし〟と呼ばれる風。鈴鹿山系の上質な伏流水が合わさり、原料米が出来上がります。
北島酒造の目の前の道が旧東海道だそうです。
多くの旅人が通った街道です。歴史を感じずにはいられません。
蔵内を見学!
普段見る事のない、蔵内を見学させて頂きました。
お米を磨いたり、洗ったり、水に漬けたりする場所。
大きな貯蔵タンクや、ズラりと並ぶ一升瓶。
日本酒造りを一度で理解するのは、少し難しい…
麹部屋の中を覗かせてもらいました。そこは、爽やかな木の香りが充満しており、気温は冷やっと。
麹菌を育てたり、お米と合わせたりする、日本酒にとって最も大切な場所。見学するだけでも、緊張してしまいます。
北島ティスティングの始まり。
蔵の中をひと通り案内して下さった後は、〝北島〟の唎酒の始まりです!
鈴鹿山系の伏流水である、仕込み水と共に味わいを楽しませて頂きます。
米違いや、火入れ、生酒など。また、その中には、これから商品名を決めるお酒もありましたねぇ。
その場所で作られている日本酒を、その場でティスティング出来るなんて、とても贅沢な体験をさせて頂きました。
北島ブランドは、気温や日光に当たらない様、繊細な品質管理が必要なため信頼出来る酒屋さんでしか入手出来ない様になっています。
鮨かのでは、滋賀県大津市にある小川酒屋さんから購入しています。
はいっ!記念撮影にパシャッ!
背景にある絵は、ラベル貼りなどを担当していた元パートさんの作品なのですが、この方が日本酒のラベルも担当されているそうです。ご縁ですね。
蔵内の綺麗な綺麗な井戸水です。夏でも冷たく、柔らかくクリアな味わい。
北島酒造が、この場所にある。その理由のひとつかも知れません。
鮨かので飲める北島はコレッ!
鮨かのでは現在、〝北島 辛口完全発酵 生〟をラインナップしています。
スペックは、日本酒度+10 酸度1.8 近江産玉栄100%。スッキリとした旨味とキレ。
力強さも持ち合わせる、冷やでも燗でも鮨に寄り添う食中酒です。
流行に乗らない。デジタル音源主流な現代でのレコード音源の様な。
いつかまた、この味わいに戻る。
日本酒の原点の様な味わいなのかも知れません。