緑豊かな南会津にあるロ万の醸造蔵。花泉酒造を訪問してきました!

【鮨かの酒蔵訪問記】南会津のこだわりがギュッと詰まったロ万は緑豊かな所で醸されていました!

〝ロ万〟と書いて〝ロマン〟と読みます。日本酒蔵にある1号タンク2号タンクの〝号〟を口と万に分けて〝ロ万〟という名前にになったそうです。

 

鮨かのでは思い返すと10年以上前からロ万を扱っております。

当初は千葉県にある〝矢島酒店〟から仕入れ、のち、〝革命君〟こと齋藤哲夫さんと知り合い、ロ万との絆を深めて行きました。そして齋藤さん亡き後、大塚の地酒屋こだまで現在お世話になっています。

 

スッキリとした優しい甘味を持つロ万は、シャリとの相性が良く、特にマグロの握りとの味わいがベストマッチ!

冷やしてスッキリでも、温めて香りを立たせても美味しいロ万は、鮨かのでは定番の日本酒なのです。

 

https://hanaizumi.ne.jp/

↑花泉酒造のホームページです。

 

今回訪問した花泉酒造は、福島県内、特に会津地方では、地元向け銘柄〝花泉〟として昔から愛されています。

また、鮨かのが扱うロ万は限られた酒販店(特約店)でしか入手出来ません。信頼される酒屋さんでしか扱われていないのです。

 

令和5年8月。ロ万はどんな所で作られているのか。

それを体験しに、花泉酒造の社長である星誠氏にお願いし、仕込み蔵とその周辺を案内して頂きました!

 

鮨かの 花泉酒造訪問記

 

 

花泉酒造がある南会津はこんなトコ!

 

 

南会津町は福島県の南西方向に位置します。会津若松まで車で2時間。新潟県や栃木県にも近い所です。

花泉酒造のすぐ近くには、南郷スキー場があります。標高はそれ程高くはありませんが、冬は雪深い所です。ブランドトマト【南郷トマト】でも有名ですね。

そして、夜になると満天の星空が見えるので、星空観察会も行われているそうです。

近隣には24時間営業のコンビニはありません。とっても田舎です。南会津町の90%以上が森林だそうです。

たかつえスキー場周辺では、お蕎麦畑が広がっています。南会津産のお蕎麦も美味しいです!

 

花泉酒造 蔵内を見学!

 

花泉酒造は一般向けには蔵見学は行っていませんが、鮨かのは〝お得意さん〟という立ち位置からOKが出ました。

 

ロ万シリーズには5つのこだわりがあります。

ロ万シリーズこだわりその1

【伝統のもち米4段仕込み】

通常の日本酒は3段仕込みといって(初添え・中添え・留添え)、3回に分けて〝酒母〟と〝もろみ〟を合わせていきますが、ロ万はその先があります。

蒸した餅米をタンクに入れて溶かす、という工程が入り、4段仕込みとなります。

もち米4段仕込みによる、独特なコクのある甘みが口の中に広がります。この甘味旨味が花泉酒造の特徴なのです。

それだけですと甘くなりベタっとしますので、キレ良くし、飲み疲れしない酒質にしています。

 

 

ロ万シリーズこだわりその2【酵母】

福島県で開発された〝うつくしま夢酵母〟を使用。

それにより、華やかな香りと柔らかな口当たりが広がるそうです。

木の香り漂う麹室は、仕込み時以外は使われていませんが、室内はひんやり。覆う木により、音は吸収され、静寂で厳かな感じ。神聖な程でもあります。

 

広い敷地内には日本酒を貯蔵するタンクが所狭しと並んでいます。

 

 

【地域と造り手の気持ちにこだわった酒造り】

伝統を継ぎ、進化する業。人の和と笑顔で醸す酒。米、水、人。本当の意味の「地酒」にこだわりぬいた酒

これが花泉酒造のスローガンです。

 

 

低温冷蔵庫で出荷を待つ〝花泉〟と〝ロ万〟たち。夏もクーラーが効いており、出荷の時を待っています。

 

 

ロ万シリーズこだわりその3【水】

蔵から車で10分。標高900メートル程の山にロ万の仕込み水が湧き出る湧き出る、水源の森百選 名水〝高清水〟〝地蔵沢水源〟があります。

真夏でも冷たく、柔らかな口あたり。ドバドバ湧き出ています。

水源の近くには、日本最大級の〝ひめさゆり〟群生地があります。

 

 

時期になると沢山の観光客が訪れるそう。

(残念ながらこの日は時期がちょっと遅く、画像の様には見られませんでした。時期は6月中旬〜7月上旬)

豊かな自然の恵み。なんとも贅沢です。

 

 

ロ万シリーズこだわりその4【米】

100%会津産〝夢の香〟〝福乃香〟〝五百万石〟などのお米を使用。

 

花泉酒造には大きな大きな精米器が設置されており、仕込むお米は全て自社製米。

自社精米は、機械のメンテナンスなどにとても手間が掛かりますが、その利点はコントロールが思う様に出来る事です。仕込む直前で削れる事、不具合なく削れる事などです。

 

 

ロ万シリーズこだわりその5【蔵人】

地元南会津 南郷地域の人がロ万を作っています。

その土地に住んでいる人だからこそ出来る酒造りが有るのかと思います。

蔵人は遠い方で車で10分!皆さん近所の方なんです!

画像左側が杜氏で専務の中丸氏。右側が社長の星氏。

 

南会津の長い夜の始まり!

 

蔵内や湧き水地を3時間かけひと通り見学した後は、社長の星誠さんとロ万を飲みながら色々なお話を聞かせて頂きました。

 

 

今回の夜ご飯は、町内にある〝すがや〟という民宿です。こちらは星社長の親戚が営んでいらっしゃいます。今夜の我々の宿泊もコチラ。

 

会津名物の馬刺、多分自家栽培の野菜の天ぷら、すがや名物豚角煮、ごちそうおにぎり、〆の喜多方風オリジナルラーメンなど、素朴だけど心がこもったお料理を出品酒のロ万と共に頂きました!

 

宿泊客は鮨かのニ名と他一室だけなのですが、夕食時になると、送迎バスに乗った人々が次々と集まり、気が付くと食堂は大賑わいでした。

田舎では、民宿が宴会場の役割を兼ねているんですね。

 

食事をひと通り終えた後、星さんから「ワインを飲みに行こう」と2軒目へのお誘いを受けました。

こんな田舎でこんな時間にワインが飲めるお店があるの⁉︎と思ったら、向かったのは星さん宅笑。

ご自宅での2次会がスタートしたのでありました。

 

 ↑お料理好きな星さんの包丁を見るカノ

 

私と星さんは2歳違いでほぼ同学年なんです。

同じ時代を過ごし、同じ価値観を持っているのもあり、話が尽きる事はなく夜遅くまで盛り上がりました。

 

 

民宿すがやさんで目覚めた翌日。朝6時半に町内放送でラジオ体操が始まります。それが我々の目覚まし時計です。

田舎の清々しい風のおかげで夜はクーラー要らず。気持ちの良い朝を迎えられました。

朝食の時間になると、朝ごはんを食べに民宿に来て、それから仕事に向かう人たちが多くいらっしゃいます。

田舎の民宿はこの様に利用されているんですね。素朴だけど、野菜たっぷりで体に優しい朝ごはん。なんだか贅沢な感じです。

 

花泉酒造の社長 星さんは今、畑仕事で大忙し。帰り際に畑に寄り、沢山の夏野菜をお土産に私たちは帰路につきました。

 

 

帰り際に古町温泉 赤岩荘という日帰り入浴施設に立ち寄りました。

温泉好きなカノにとって、こちらは大当たり‼︎

源泉掛け流し。そして、まっ茶色なお湯は鉄分豊富な証拠!しょっぱさも感じる泉質です。

コチラはオススメです!

 

今、鮨かので飲めるロ万はコレ!

 

さて!鮨かので現在ラインナップしているのは

〝ロ万レボリューション〟です。

限定100本、蔵から出荷されたのは2023春ですが、それを地酒屋こだまが独自に熟成させた品です。

 

 

ロ万は季節毎に色々な商品が出荷されます。

1月は〝一ロ万〟2月は〝かすみロ万〟3月は〝花見ロ万〟4月は〝皐ロ万〟7月は〝七ロ万〟

秋の楽しみは、ひやおろしの立ち位置な〝十ロ万〟です。

そして、〝ロ万レボリューション〟は〝かすみロ万〟〝しもふりロ万〟の上澄みだけを瓶詰めした商品になります。

 

福島県南会津のこだわりが詰まりまくったロ万を、鮨かので大切に扱わさせて頂きます!