鮨かの初めてのコラボイベント!超本格肉鮨会が開催されました!

2022.8.31 店主ブログ

その名は、鮨醍醐!2店の鮨屋が鉄板焼き店に集結!クオリティの高すぎる肉鮨の誕生!

この〝肉×鮨〟コラボレーション企画は私、鹿野亮のフッとした思いつきから始まりました。

令和4年5月上旬に、交流のある焼肉醍醐グループの尹伸文社長に

「肉鮨にご興味ございますか?」

と、メールをした所から始まります。

 

話はポンポンと進み、5月中に第1回目の試食会。

焼肉醍醐の熟成肉のクオリティは高く、

それをネタに、鮨かののシャリで職人が握る肉鮨です。

この時点で完成度は高い。

これは凄い会になるぞ!と予感を感じました。

 

そんな、鮨かの初めてのコラボイベント

〝鮨醍醐〟の様子を書き留めてみたいと思います。

 

 

鮨醍醐プロジェクト始動!

 

第一回目の打ち合わせ。

この日はシャリを持ち込んでとりあえず握りの形にしてみました。

 

醍醐の肉は、軽やかに食べれる旨さ。

生でも少し炙っても。〝鮨〟になっています。

 

↑一回目の試食は有楽町店にて。この時点で美味しい!

 

煮切り醤油で食べるのか。焼肉タレで食べるのか。

微調整はこれからですが、すでに形になってます。

期待値が増える一方でした!

 

↑試食でナムルを巻きました。お新香巻みたいな感じ。

 

↑会場の宮地豊洲店。シックで落ち着いた店内です。

 

開催日は【8月29日 ニクの日】

会場は同じ醍醐グループで、カウンタースタイルをやっている

〝鉄板焼き 宮地豊洲店〟に決定。

宮地には、カウンターが2つ。

合計20名が座れる広さがあります。

 

当初1つのカウンターのみ使用で、

10名予定でしたが、せっかくならば20名入れたい。

そこで友人でもある栃木のレジェンド

〝かしわずし〟の名前が急浮上。

【宮地×かしわずし×鮨かの】

3店によるコラボレーションの始まりです!

 

↑現地にて第2回目の打ち合わせ。

 

2回目の打ち合わせは現場の雰囲気を感じる為、宮地にて鉄板焼きコースを頂きました。

 

その後、鮨かのに戻りコース内容の組み立てに着手。

肉がシャリの上に乗っているだけではつまらない、生肉が続くと疲れるなど、試行錯誤しながら全18品前後の献立を組み立てていきます。  

ゼロからのスタートなので、かなり苦労しました…

 

鮨職人2名による試食ミーティング

 

8月上旬。

なんとかこの時点で、大まかなコース内容は決まりました。

 

↑試食の度に試行錯誤を繰り返しました。

 

宮地さんから試食用の肉を頂き、

柏倉氏も栃木から上京。

料理に仕立て実際にそれを味わいます。

手際よく作り出される一品一品は色鮮やかでとても美味しそう。

 

↑意気揚々で挑む第一回目の試食ミーティング。

 

ビールを飲みながら味わいたい所ですが、

これは試食。我慢です!

 

↑真ん中に牛しぐれ煮を挟んだ穴子押し鮨。

 

↑個性豊かな肉鮨に合わせる日本酒たち。

 

鮨醍醐 いよいよ開店!

 

初の試みに尹社長も前日眠れずドキドキ、カノ2名も肉の壁にぶつかり、当日まで落ち着かない日が続いておりました。

献立も前日まで、

いや、当日も時間ギリギリまで内容を詰めてました。

                     味付けや肉の厚み、焼き具合が難しかったのです。

鮨かので試そうにも、魚と違い手元に肉がない!

仕方なくスーパーで肉を買ってきてイメージを掴んだり、何度となく試作を行いました。

 

お客様の手元に配るメニューも開催当日に完成。

【鮨 醍醐】という堂々たるネーミングにさせて頂きました!

 

↑当日にようやく完成!

 

当日も打合せを行い、いよいよ18:00に開店!

あとは、なる様になる!と信じてスタートです!

 

↑なかなかのチームワーク!冷静に見えますが…

 

この日は裏方も6名。宮地のホール2名、かしわずしチーム3名(女将・息子・従業員)、カノ女将。

この6名がいてもバッタバタでした。

海苔はどこだー。ネギが無いー。おろし金がどっか行ったー。

引越しばかりの店内で営業している感じです…

 

↑落ち着いて見えますが、内心ドキドキです…

 

カウンターの中には、鮨職人と鉄板焼き職人という、2人のタッグ。

お料理もそれに合わせて、鉄板焼店ならではのラインナップです。

慣れない現場ながら、皆プロフェッショナル。なかなかのチームワークが徐々に生まれてきます!

 

↑有名店での経験が活かされるパフォーマンス!

 

今回献立を組むので、気を遣ったのが〝量〟

でした。お肉は調理によっては胃が重くなります。

また、腹パンでも良くないな、と思いギリギリまで微調整を続けました。

 

↑鮨かのらしく最初は茶碗蒸しからスタート

 

当初20品ほどありましたが、最終的に17品まで絞りました。

尹社長も気合いが入っており、

今回は全てスペシャル和牛で用意して下さいました!

 

↑上質は和牛カルビ。安定の美味しさです!

 

最近の醍醐グループの新店、

〝タンだけ〟←既に予約困難店、もあり、

なかなか食べられないタン刺しも献立に入りました。しかも昨今の超高騰もあり、通常は輸入タンですが、この日は特別に和牛タン!

 

そしてシャリですが、肉は酢が効いたシャリより、甘めのシャリが合います。

甘味は〝てんさい糖〟で優しい甘味を持たせ、相性もバッチリ!

食べて美味しい焼肉鮨です!

尹社長特製のテールスープ(実に7時間煮込み‼︎)も入り、なかなか良い献立になりました。

 

↑極上のタン刺に甘味を引き出した北寄貝を合わせる!

 

肉鮨に合わせるは、スペシャルワインと鮨かのが持ち込んだ日本酒。

なんとも贅沢なペアリングを楽しんで頂きました!

 

↑和牛ハラミと近海本マグロを合わせる!

 

豊洲市場のマグロ屋さんにもアドバイスを頂きました。

マグロはすりおろし玉ねぎのソースにちょっとアレンジを加えて、ハラミにもマグロステーキにも合う様に。

 

↑ハンバーグには、赤ワインで炊いたシャリを合わせます!

 

実はシャリはもう1種用意していて、

色鮮やかで爽やかな酸味を持つ

〝赤ワインで炊いたシャリ〟です。

コレは柏倉氏のアイデア。

特製のビーフシチューと熟成肉ハンバーグに合わせて楽しんで頂きました!

 

↑ユッケと春子鯛を合わせて海苔巻!

 

肉と魚を直接合わせるメニューは半分ほどあり、皆さま驚きの組み合わせだった様で、好評でした!

 

エピローグ 

 

↑なんと総勢11名のスタッフ!

 

私の軽いひと言から始まった【鮨 醍醐】

当日はバタバタながら大盛況のウチに終了する事が出来ました!

それもこれも、ご協力頂いた皆さま、

ご来店頂いたお客様のおかげで御座います。

誠に有難う御座いました!

 

今回、快く場所・人員・肉を提供して下さった尹社長、醍醐グループのスタッフ、そして急なムチャ振りを快く引き受けてくれた柏倉氏率いる〝かしわずしチーム〟、どこが欠けても難しい。

皆様に改めてお礼を申し上げたいと思います。

 

新たな可能性も感じられるイベントでしたね!

そして、私も大変勉強になりました。    

                      

今は全くの未定ですが、次回の参加オファーも続々来ております。

第2回【鮨 醍醐】のその日まで!