鮨かの初めてのコラボイベント!超本格肉鮨会が開催されました!
その名は、鮨醍醐!2店の鮨屋が鉄板焼き店に集結!クオリティの高すぎる肉鮨の誕生!
この〝肉×鮨〟コラボレーション企画は私、鹿野亮のフッとした思いつきから始まりました。
令和4年5月上旬に、交流のある焼肉醍醐グループの尹伸文社長に
「肉鮨にご興味ございますか?」
と、メールをした所から始まります。
話はポンポンと進み、5月中に第1回目の試食会。
焼肉醍醐の熟成肉のクオリティは高く、
それをネタに、鮨かののシャリで職人が握る肉鮨です。
この時点で完成度は高い。
これは凄い会になるぞ!と予感を感じました。
そんな、鮨かの初めてのコラボイベント
〝鮨醍醐〟の様子を書き留めてみたいと思います。
鮨醍醐プロジェクト始動!
第一回目の打ち合わせ。
この日はシャリを持ち込んでとりあえず握りの形にしてみました。
醍醐の肉は、軽やかに食べれる旨さ。
生でも少し炙っても。〝鮨〟になっています。
煮切り醤油で食べるのか。焼肉タレで食べるのか。
微調整はこれからですが、すでに形になってます。
期待値が増える一方でした!
開催日は【8月29日 ニクの日】
会場は同じ醍醐グループで、カウンタースタイルをやっている
〝鉄板焼き 宮地豊洲店〟に決定。
宮地には、カウンターが2つ。
合計20名が座れる広さがあります。
当初1つのカウンターのみ使用で、
10名予定でしたが、せっかくならば20名入れたい。
そこで友人でもある栃木のレジェンド
〝かしわずし〟の名前が急浮上。
【宮地×かしわずし×鮨かの】
3店によるコラボレーションの始まりです!
2回目の打ち合わせは現場の雰囲気を感じる為、宮地にて鉄板焼きコースを頂きました。
その後、鮨かのに戻りコース内容の組み立てに着手。
肉がシャリの上に乗っているだけではつまらない、生肉が続くと疲れるなど、試行錯誤しながら全18品前後の献立を組み立てていきます。
ゼロからのスタートなので、かなり苦労しました…
鮨職人2名による試食ミーティング
8月上旬。
なんとかこの時点で、大まかなコース内容は決まりました。
宮地さんから試食用の肉を頂き、
柏倉氏も栃木から上京。
料理に仕立て実際にそれを味わいます。
手際よく作り出される一品一品は色鮮やかでとても美味しそう。
ビールを飲みながら味わいたい所ですが、
これは試食。我慢です!
鮨醍醐 いよいよ開店!
初の試みに尹社長も前日眠れずドキドキ、カノ2名も肉の壁にぶつかり、当日まで落ち着かない日が続いておりました。
献立も前日まで、
いや、当日も時間ギリギリまで内容を詰めてました。
味付けや肉の厚み、焼き具合が難しかったのです。
鮨かので試そうにも、魚と違い手元に肉がない!
仕方なくスーパーで肉を買ってきてイメージを掴んだり、何度となく試作を行いました。
お客様の手元に配るメニューも開催当日に完成。
【鮨 醍醐】という堂々たるネーミングにさせて頂きました!
当日も打合せを行い、いよいよ18:00に開店!
あとは、なる様になる!と信じてスタートです!
この日は裏方も6名。宮地のホール2名、かしわずしチーム3名(女将・息子・従業員)、カノ女将。
この6名がいてもバッタバタでした。
海苔はどこだー。ネギが無いー。おろし金がどっか行ったー。
引越しばかりの店内で営業している感じです…
カウンターの中には、鮨職人と鉄板焼き職人という、2人のタッグ。
お料理もそれに合わせて、鉄板焼店ならではのラインナップです。
慣れない現場ながら、皆プロフェッショナル。なかなかのチームワークが徐々に生まれてきます!
今回献立を組むので、気を遣ったのが〝量〟
でした。お肉は調理によっては胃が重くなります。
また、腹パンでも良くないな、と思いギリギリまで微調整を続けました。
当初20品ほどありましたが、最終的に17品まで絞りました。
尹社長も気合いが入っており、
今回は全てスペシャル和牛で用意して下さいました!
最近の醍醐グループの新店、
〝タンだけ〟←既に予約困難店、もあり、
なかなか食べられないタン刺しも献立に入りました。しかも昨今の超高騰もあり、通常は輸入タンですが、この日は特別に和牛タン!
そしてシャリですが、肉は酢が効いたシャリより、甘めのシャリが合います。
甘味は〝てんさい糖〟で優しい甘味を持たせ、相性もバッチリ!
食べて美味しい焼肉鮨です!
尹社長特製のテールスープ(実に7時間煮込み‼︎)も入り、なかなか良い献立になりました。
肉鮨に合わせるは、スペシャルワインと鮨かのが持ち込んだ日本酒。
なんとも贅沢なペアリングを楽しんで頂きました!
豊洲市場のマグロ屋さんにもアドバイスを頂きました。
マグロはすりおろし玉ねぎのソースにちょっとアレンジを加えて、ハラミにもマグロステーキにも合う様に。
実はシャリはもう1種用意していて、
色鮮やかで爽やかな酸味を持つ
〝赤ワインで炊いたシャリ〟です。
コレは柏倉氏のアイデア。
特製のビーフシチューと熟成肉ハンバーグに合わせて楽しんで頂きました!
肉と魚を直接合わせるメニューは半分ほどあり、皆さま驚きの組み合わせだった様で、好評でした!
エピローグ
私の軽いひと言から始まった【鮨 醍醐】
当日はバタバタながら大盛況のウチに終了する事が出来ました!
それもこれも、ご協力頂いた皆さま、
ご来店頂いたお客様のおかげで御座います。
誠に有難う御座いました!
今回、快く場所・人員・肉を提供して下さった尹社長、醍醐グループのスタッフ、そして急なムチャ振りを快く引き受けてくれた柏倉氏率いる〝かしわずしチーム〟、どこが欠けても難しい。
皆様に改めてお礼を申し上げたいと思います。
新たな可能性も感じられるイベントでしたね!
そして、私も大変勉強になりました。
今は全くの未定ですが、次回の参加オファーも続々来ております。
第2回【鮨 醍醐】のその日まで!