【鮨と日本酒ペアリング】今だけの味わい‼︎絶品相模湾の鰯の握りと京の春 熟成酒を合わせる‼︎

唎酒師の資格を持つ店主 鹿野亮が選ぶ‼︎日本酒ペアリング第10弾‼︎

相模湾 小田原で水揚げされる超希少な〝大羽イワシ〟と日本一海に近い酒造で造られる〝京の春〟を合わせると⁉︎

 

鮨かのが契約する〝小田原漁場〟では、今(令和4年1月)極上な〝大羽イワシ〟が記録的な豊漁だそうです。

量は少ないながら入荷はコンスタントにあり、皆さまに美味しく味わって頂けております。

そんな、綺麗な旨味の小田原産イワシに今回合わせる日本酒は、食中酒として、完成度の高い〝京の春〟 熟成バージョン。

今回はこの組み合わせについて少し掘り下げてみたいと思います。

 

もくじ


小田原直送 大羽イワシとは⁉︎

 

 豊洲市場では、大きなイワシ(約20センチ)の事を〝大羽イワシ〟と呼ばれています。

イワシって案外、頭が大きくて、握り用に切りつけると、一本から2貫しか取れなかったりするんです。

 

↑コロッコロしているイワシです。

 

 イワシと言えば、銚子や三陸、北海道産のものが主流かと思います。

〝鮨かの〟が、相模湾の鰯を仕入れる事が出来たのは、今年(令和4年)が初めて。

魚体は、他の産地のイワシに比べるとひと回り小さめな印象。

透き通る身質と弾力のある歯応えは、特筆すべきものが有りました。

そして、なんと生きた状態で水揚げされる〝活じめイワシ〟の入荷もありました。

活イワシの身質は未体験のものです。仕込み時の小骨抜きには超難儀しますが…

 

↑弾力のある綺麗な身質。

 

3枚におろしてみると、なんとも綺麗な透き通る色合いが現れます‼︎

惚れ惚れするほどです…

このあと、丁寧に骨抜きを施します。

魚に負担がかからない様に素早く的確に…

 

イワシの握りの魅力‼︎

 

↑鮨としての完成度が高い一貫です。

 

脂がのった、イワシと赤酢のシャリとの相性はバツグンに良いです。そして、中には〝青薬味〟を挟ませ爽やかさをプラス。

握りにすると、イワシの上質な脂をシャリが吸ってくれて、見事に一体化します。

握りでこそ、美味しい魚だと思います。

 

京の春 熟成酒とは⁉︎

 

 

大自然に囲まれた、京都 丹後の地伊根町にある創業260年の蔵。向井酒造さんで造られる〝京の春〟。

スペックは、アルコール15°。精米歩合65%の特別純米酒。京都だけの酒米〝祝〟という品種を100%使用しているそうです。なんとも縁起の良い名前のお米ですね。

鮨かので現在扱っている品は、29BY。5年熟成酒になります。

口に含むと、穏やかで、柔らかな原料香が最初に立ち上がります。

そして程よい余韻と力強いキレ。

派手さは無いけれど、しみじみと美味しい日本酒かと思います。

 

小田原産 大羽イワシと京の春を合わせる‼︎

 

上質な旨味をまとった、大羽イワシの握りを口に含む。

すると、イワシの爽やかな香りと脂が噛むほどに赤酢のシャリと合わさり、一体化して旨味が広がります。

そして、京の春を60度ほどのお燗で。

熟成による優しい旨味が、イワシの握りに見事に寄り添い旨味を増して喉もとに流してくれる。

なんとも、ホッとする組み合わせを体感して頂ける事でしょう!

 

まとめ

 

今回、特集した〝小田原産イワシ〟。

コレは、ごく限られた期間しか味わえない一品です。

漁場の近さ。丁寧な扱い。魚にストレスをかけない仕込み。全てが合わさって生み出される〝イワシの握り〟。

いつまで入荷があるかは分かりませんが、積極的に仕入れは行いたいと思います‼︎

そして、合わせた〝京の春〟。コチラも素晴らしい日本酒です。熱燗で、ぜひお試し下さいね‼︎