【鮨と日本酒ペアリング】こだわりの小肌の握りと加佐一陽Moon Loverを合わせる‼︎

唎酒師である店主。鹿野亮が選ぶ‼︎日本酒ペアリング第三弾‼︎

スッキリ旨い小肌にスッキリタイプの日本酒を合わせると⁉︎

江戸前鮨の代表格である〝小肌〟。夏に旬を迎える〝新子〟や秋冬に出回る脂がのった小肌。一尾付けのものから片身で1貫のサイズまで四季を通じて色々な形で鮨かのでもお出ししています。

合わせる〝加佐一陽 Moon Lover〟。今は合併して無くなってしまった加佐郡という場所で造られる日本酒です。昭和後期から20年ほど休んでいた経緯もあるそう。

夏には〝Hi Summer〟などの季節商品もリリース。仕込み水や原料米にもこだわるクオリティの高い日本酒を造られています。

今回はそんな小肌の握りとMoon Loverについてのペアリングを掘り下げてみたいと思います。

もくじ

鮨かのこだわりの小肌

↑丸々とした秋の小肌です。

鮨かのでは、豊洲市場にて脂のノリが強い佐賀県有明湾の小肌を好んで仕入れております。丁寧に扱わられているので、ウロコが剥がれずビッチリと付いている丸々とした小肌。

鮨かのが扱うネタの中では1キロあたり2500円前後と安価な魚ではありますが、旨味をじっくりと引き出すために仕込みに3~5日間も掛かる、手間を掛けたネタの一つです。

小肌の握りについて

↑握りにしたフォルムも綺麗ですね‼︎

切り込みを入れシャリを包む様に握る〝丸づけ〟と呼ばれる鮨です。旨味と酸味。ワサビの爽やかな辛味と粒の立ったシャリ。しみじみ旨い1貫です。

柔らかな食感と程よい酸味と旨味。そして香り。脂がのった小肌と赤酢のシャリとの相性も良く、思わず「旨い‼︎」と言葉を発してしまいたくなる1貫ですよね。

鮨かのとしても小肌に対する思いは強く、〝おまかせ〟コースには必ず組み込んでおります。

加佐一陽 Moon Loverとは。

↑海と満月のエチケット。素敵です。

〝海の京都〟京都府舞鶴 由良川沿に蔵を構える池田酒造。明治12年創業の酒蔵。こちらの〝加佐一陽 Moon Lover〟は秋の限定酒。サラリとした飲みやすい味わいが特徴。

ラベルは神戸出身の〝山本ミノ〟さんの作品だそうです。秋っぽくて素敵ですよね。

スペックは、アルコール分16度。精米歩合55%。京都地元産山田錦100%。搾りたてを2日以内に瓶詰めしているそうで、搾りたてを2日以内に瓶詰めしているそうで、フレッシュで爽やかな甘味とドライなキレが楽しめます。軽めな飲み口でクイクイと杯が進んでしまうタイプですね。

海の近くで造られる日本酒は海の幸との相性良いと言われたりもします。

小肌の握りとMoon Loverを合わせる。

↑シャリに日本酒がとても合います‼︎

ゆっくりとお酢を入れていく事で、旨味と酸味のバランスが取れた小肌とマイルドに合わせられた赤酢のシャリ。完成された1貫ですね。

そして程よく冷えたシャープな飲み口の〝Moon Lover〟をクイッと合わせると、小肌の旨味を綺麗に包み込み流してくれる。その後シャリの旨味で日本酒の旨味も更に増す。という相乗効果が生まれます。

爽やかな握りに爽やかな日本酒。これ以上ないベストな組み合わせかと思います

まとめ

味には5大要素というものが有り、それは〝甘味〟〝旨味〟〝酸味〟〝苦味〟〝塩味〟から成り立っているそうです。

そして日本酒を型どる味の要素は、米の甘味と旨味。麹からくる酸味と苦味。足りないのは〝塩味〟だけ。日本酒を飲んでいて塩味が効いた珍味が欲しくなる理由はそこにあるのです。

少なからず、鮨には塩を使いますからね。握りを食べた後に日本酒を飲んで頂くと、両方の美味しさが増す事は間違いないありません‼︎

小肌とMoon Loverのペアリング。ぜひお試しを‼︎