鮨かの登山部イタリア編Part3!Rifujio SonforcaからMisurinaまでの山歩き!

鮨かの!世界の山々を歩く!イタリア編!

ドロミテ山歩き3日目!

前日は、Rifujio DibonaからLagazuoi までの山歩きを楽しんだ後、コルティナダンペッツォからタクシーに乗り、Rifujio Sonforcaに向かいました。(タクシー代€35位)

 

今回宿泊するRifujio Sonforcaに来る為の手段は、自分で登るか(2時間位)リフトに乗るかが主だと思います。

リフトは夕方16:30頃までの営業なので、それまでに到着したいですね。

 

山小屋をここに決めた理由は、ドロミテのグリーンシーズンが本格的に始まる前の6月に予約が可能だった。という事でした。

まだ営業を開始していない所が多々有ったのです。

 

この山小屋はホームページから予約する時に、前金として€50入金する必要が有りました。(私達はイタリアの友人に振込をお願いしました。)

その手間のせいか、宿は静かで、とても居心地の良い特別な場所でした。

明日はここからミズリーナ湖まで向かう予定。

ドロミテ山歩き。最終日の始まりです!

 

もくじ

 

 

Rifujio Sonforcaはこんなところ

 

 

Rifujio Sonforca(2235m)はM.CRISTALLO(3221m)の中腹。

Rio Gere(1698m)というバス停にある高速クワッドで登った所にあります。

冬はスキー場ゲレンデトップになる所です。

私達が行ったのは6月下旬。日中は半袖で充分ですが、朝晩は肌寒いほどでした。(日中の紫外線はとても強いです。)

 

 

絶景が見渡せる、心奪われるテラスで頂くワインがとっても美味しい!

夜ごはんは19:00からなので、それまでゆっくりと景色を眺めたり、翌日の行程の確認をして過ごしていました。

 

 

食事は3点選びます。

私はカルボナーラ、チキン、ポテトをチョイスしました。お料理はどれも美味しかったです。

(朝は簡単なパンがメインです。)

 

 

対応してくれた、陽気なリッカルド。冬はスキーの先生。丁寧に対応してくれます。

 

 

お部屋はこんな感じ。(私達は3人部屋でした。6人部屋などもあり)とにかく過ごし易い気温が嬉しい。よく眠れます。

お手洗い、シャワーは共同です。

 

ミズリーナ湖を上から見るルートに決定!

 

 

地図をじっくりと読んだ結果、クリスタッロの麓を北東方向に向かい、ミズリーナ湖の上に出るルートに決めました。

歩く距離と必要な時間は、何となくでしか分からないのですが、遅くても夕方までには到着するだろう。という判断のもと、出発しました!

 

 

Rifujio Sonforcaから麓に降りるリフトの営業開始は8:30でした。

 

リフト駅から歩き始め、しばらく車道と並行する様に進みます。(ルート番号209)

20分程でPasso Tre Crociというバス停(1809m)、ホテル、レストランが現れます。

ここは、この辺りの散策のベースとなっている様で、たくさんの人が居ます。

 

 

途中、大勢の人が通るルートに吸い寄せられました。(ルート番号215)このルートの先には有名なSorapis ソラピス湖があるので、人気のルートなのかも。

 

 

予定していたルートとは違う事に気が付き、引き返しました。

間違えて進んだルートは、よく整備されていて道も平坦なので、ハイキングに丁度良いのだと思います。(ルート番号215)

 

 

引き返す事30分。予定していた登山道に復帰しました。(ルート番号215)

この道に入った途端、人の気配がまったく無くなりました。

 

 

とにかく人が居ない…

歩く人が少ないからか、植物で道が隠されている所もありました。

 

 

目の前に大きな沢が出現!

地図を見ると、確かにここがルートなのですが、地形が変わったのか、大きく凹んでいました。

進めなくはないのですが、滑り降りるには躊躇し、違う道を探す事にしました。

 

 

少し下った所に渡れるポイントを発見。

向こう側にも通れそうな道が有る事を確認してから、ここを通過する事にしました。

時期や天候で水量は変化するでしょうから注意が必要ですね。

 

 

地図で見るとこんな感じ。215を進んでいました。

(後で地図をよく見てみると、沢を少し下る様なコースになっていました。明確な上向きの道が有ったので、疑えずに上に向かってしまった事が道間違えの原因でした。)

215から入山せず、道路から222に入った方が良いかも。

 

 

ルート番号222に入りました。

やがて樹林帯を抜け、ゆっくり高度を上げて行きます。

 

 

少しのザレ場や傾斜も出て来ますが、素晴らしい眺望なので、足取りは軽めです。

 

 

標高1950m付近。

鎖場は有りませんが、少しだけ急な階段も出て来ます。慎重に進めば問題ありません。

 

この辺りで、初めて他の登山者グループと遭遇!

安心感が増した瞬間でした。

 

 

標高2200m付近。(地図にはex.Rif Popenaと表記されています)

昔の山小屋跡だそうです。なんだか神秘的。

この辺りの雰囲気はとても素晴らしいので、お昼休憩にピッタリだと思います。

 

 

小ピークを乗り越え、大きなカール状の中に入りました。

雰囲気満点の景色の中、少し高度を落としながら進みます。

この後、この尾根をもう一度乗り越えます。

 

 

標高2138m付近。歩き出して4時間半。

ミズリーナ湖が見えました!

 

麓で放牧されている牛たちのコロンコロンという鈴の音が、風に乗って聞こえて来ます。

のーんびりしてます。

足元には青、赤、黄色、紫。彩どりなお花畑が広がっています。

 

このあと、1750m付近まで一気に高度を落とす感じで進みます。

 

ミズリーナ湖に到着!

 

 

PM2:00 Misurina到着!

総歩行距離約20㎞。5時間の山歩きとなりました!

 

 

山の中とは違って、ミズリーナ湖畔はとても賑やかです。

お土産を買う事も出来るし、軽食も食べられます。

バス停もここに有りますので、ゆっくりすると良いと思います。

 

私達はここからバスでコルティナダンベッツォに戻りました。

途中のPasso Tre Crociバス停では、バスに乗り込むお客さんがとても多く、結局乗り切れない状態でした。

 

ドロミテハイキングを終えて

 

コルティナダンベッツォに戻ってみると、トレイルマラソン大会が開催されている日だった為、街中が大賑わいでした。

 

 

お祭り騒ぎで私達まで興奮してしまう程ですが、レストランはどこも満席。スーパーは7時にクローズ。危うく夕食難民になる所でした。

 

私達の3日間にわたるドロミテハイキングはこうして幕を閉じました。

景色。空気。香り。人。食べ物とワインとビール。どれも最高でした。

この経験を基に、もう一歩踏み込んだドロミテハイキングをする事が今の夢になりました!