鮨かの登山部 イタリア編Part2!Rifujio DibonaからLagazuoi山頂までの山歩き

Rifujio DibonaからLagazuoi ロープウェイ山頂までの山歩き体験記!

前日は、ロープウェイやゴンドラを利用しての3000m級の景色と、Tofana下部を1時間。バス移動してからのCianzope(標高1732m)からRifujio Dibona(標高2037m)(ルート番号442)までの山歩きを楽しみました。

 

日本では、得られる情報の少ないドロミテ。

私達は、コルティナダンペッツォからアクセス出来そうなエリアからと、予約可能な山小屋を探した結果、Rifujio Dibonaに決めました。

 

バス停から急斜面を約1時間登るか、自家用車などでしかアクセス出来ないRifujio Dibonaは、登山者しか居ない、静かでのんびりした宿 山小屋でした。

今日は、ここからLagazuoi (標高2835m)を目指して山歩きを楽しみたいと思います!

 

もくじ

 

 

 

Rifujio Dibonaはこんな感じ

 

標高2000mを少し越えた所にあります。 

私達が行ったのは6月下旬。基本的に紫外線は強め。

日中は半袖で丁度良いくらい。夕方から1枚羽織りたくなる感じ。朝方はそれ以上に気温が下がりました。

朝は3時過ぎから明るくなり始め、夜は9時半頃を過ぎてから暗くなり始めます。

 

 

フロントから少し離れたこの建物に、部屋とお手洗い、シャワーがあります。

フロントでキーナンバーを教えてもらい、開錠する仕組みです。

ロケーションが素晴らしいので、ずっと庭に居たくなります。

 

 

お部屋はこんな感じで広々しています。写真は多分8人部屋です。USBコネクト、個人照明あり。

日本の山小屋と比べるとかなりゆったりです。

クーラーは涼しいので要らないのかな。有りません。

 

 

テラスで高原の風と絶景を楽しみながら地元の美味しいワイン(€38)を頂きました。夜ごはんは19:00から。

ビールはハイネケン。

のんびり過ごすのが、正解ですね。

 

 

夜ごはんはこんな感じ。

3コースになっていて、それぞれ好みの物をチョイス。

山小屋はアンティパスト(前菜)は無しで、イタリアンで言う2皿目のパスタやニョッキ、スープのプリモ・ピアットからスタート。

次にメイン(肉か魚) そして副菜のコントルノ。これはメインの付け合わせで、フレンチフライや茹で野菜、サラダなどが有ります。

 

 

Lagazuoi に向けて出発!

 

私達は、この宿で1/25000地図を手に入れました。(€12.50)見るだけでも楽しいので、持っていない人は購入すると良いでしょう。

 

 

地図で見るとこんな感じ。右から左へとTofana di rozesの腰辺りを巻きながら進みます。

地図上だと、私達が選んだコースは中級向けになっていました。

少しだけ、斜度は感じますが、危険を感じる事や道迷いをする事も有りませんでした。

 

(ちなみにインフォメーションセンターでは、この中級コースはクライミングコースだから危ない。と言われました。

しかし、山小屋の人に聞くと、危なくない。大丈夫。と言われました。結果、このコースにして良かったと思っています。

聞く人の目線によって意見が違いますね。)

 

麓の樹林帯を歩く初級コースも有ります。(ルート番号412)

朝ごはんと身支度を済ませて。(水道水は飲めます。水筒に入れて持って行きましょう。)

8:00出発!

 

 

まずはググッと標高を上げ、tofana di rozesの裾野に取付きます。(ルート番号403)

朝はシカみたいな動物との遭遇率高め。

 

 

要所要所に案内板が有るので、道は分かり易いと思います。

ルート番号が明確に表記されています。それを頼りに歩きます。

見上げるTofana Di Rozesは圧倒的な存在感を持っています。ここはロッククライミングの聖地みたいです。

 

 

Tofana Di Rozesの腰辺りを西に歩く事約2時間。(ルート番号404)

道は開け、戦争の爪痕残るエリアに入ります。

チョロチョロ水が流れる長閑なエリアです。(標高2332m)

 

 

防空壕か何かでしょうか。第一次世界大戦で使われた何かです。

 

 

この辺りは、ウルトラマラソンのコースみたいです。広く開けた風景です。(ルート番号402)

ここを過ぎると、Lagazuoi に向けた登りが始まります。

 

この辺りからコルティナダンペッツォへ戻るバスの時間を気にする様にしました。

時間によっては2時間待つ場合も有るので、歩くペースを加減すると、良いと思います。

 

 

人工の洞窟が有ります。これも戦争の名残りだと思います。(ルート番号401)

この辺りには、少しだけ残雪が有りました。涼しくて快適です。勾配は少しキツめ。

 

Lagazuoi 到着!

 

 

12:00 Lagazuoi 山頂(2835m)到着!

この山にはロープウェイで簡単にアクセスする事が出来るため、山頂付近には観光客が大勢居ます。

山頂レストランもあります。

 

遠くには氷河を抱くドロミテ最高峰のマルモラーダを始め、360°の絶景が広がっていました。

 

 

今回私達はロープウェイで下山しましたが、片道だけのチケットが無く、往復分の料金を払ったと思います。

頑張って歩いた方が良かったかな。と思っています。

 

ロープウェイ乗り場には売店があり、軽食を食べる事も出来ます。

バス停もここに有るので、休憩しながら時間調整しましょう。

 

Rifujio DibonaからLagazuoi まで4時間。歩行距離10㎞の山歩きとなりました。

 

 

今日はこれから、コルティナダンペッツォまで戻り、タクシーでRifujio sonforcaに向かいます!(ミズリーナ湖行きバスでも行けたのですが、1時間後になってしまう為)

乗り換えはバスターミナルで。

タクシーの運転席上部に料金が表記されているので、安心して乗れると思います!