世界遺産 五箇山 ミシュランにも認定されている合掌造りに行って来ました。

 
〝鮨かの〟の夏休み‼︎
 
今回は富山県の秘境。
世界文化遺産に認定されており、
ミシュランにも掲載された
〝五箇山ごかやま 合掌造りの里〟に行って来ました。
 
合掌造りと言えば岐阜県の白川郷が真っ先に頭に浮かびますが、富山県に入った南砺市五箇山の相倉と菅沼、これら全てを含めた全てが世界遺産なのですね。
 
石川県金沢市までも車で1時間程の距離だそうで、富山・岐阜・石川3県の県境。
 
今回は相倉集落だけ寄りました。
合掌造りに宿泊もでき、
民俗館やお土産屋さんも有ります。
近くで和紙作り体験も出来るそう。
 
東京からはメッチャ遠く、
鮨かのから車で6〜7時間はかかる場所。

途中休憩をこまめに挟みながら向かいます。

東京から埼玉、群馬県を経て長野県を北上。

そして新潟に入り日本海を西方面に。

 

現地入りする前には黒部渓谷で1泊。

 

トロッコでしか行けない

〝日本秘湯を守る会所属 名剣温泉〟に。

(黒部渓谷も素晴らしかったです。こちらに関してはまた別の時にブログにしたいと思います。)

 

黒部渓谷から五箇山合掌造りに向かう途中に

またまた寄り道。

 

富山市街地でご当地グルメ、

ビブグルマンでもある【糸庄】で 

モツ煮込みうどん‼︎

 

モツが柔らかくてとても美味しく、

氷見うどんを食べ終えた残り汁にご飯と生卵を落としておじや風にして食べるスタイルがとても良い。

 

近所に有ったら通っちゃうなぁ。

女性のお一人様が多かったのも印象的。

入店し易いのでしょうね。

 

 

さて、世界遺産認定の合掌造りに泊まる。
凄く贅沢な事で貴重な体験ですよね。
1日1〜2組だけのスペシャルな宿泊。
ありがたいです。

 

 
コチラ五箇山相倉集落はこの地域で最も雪深い所だそう。雪景色も見てみたいなぁ。
 
この日は霧雨が降っておりそれがまた風情を良くしておりました。
なんとも幻想的。
 
ノスタルジックとはこの事ですねぇ。
心がホッとほぐれていきます。
 
約200年前に建てられた合掌造り。
内部は天井が高く重厚な襖。
そしてとても広々。
 
トイレなどは現代風に改装されております。
お風呂は離れに有ります。
温泉ではありませんが、綺麗な貸切家族風呂。
 
店主達はこちらで普通に生活しています。
自宅が世界遺産になるってどんな気持ちなんでしょうねぇ。
もちろん茅葺の維持は物凄く大変です。
集落皆んなで協力して行うんでしょうね。
皆さんの苦労のたまものです。
 
↑室内にある囲炉裏。
 
冬にこんな所で食事をしたら最高ですよねぇ。
コロナ前は宿泊者がこの部屋で談笑していたそうです。風情あるなぁ。
お酒が美味しそう…お鍋とか食べるのかなぁ…
 
(今回はコチラで岩魚を焼いて頂きました。
遠火で2時間かけて焼き上げるのです。
頭も骨もポリポリ食べられる岩魚。
美味しかったなぁ。)

 

 

周辺を散策。

コンビニはもちろん、信号も有りません。

夜になると真っ暗。

晴れた日の星空はさぞ綺麗な事でしょう。

虫の鳴き声だけが聴こえて来ます。

 

 

お米畑。空気が綺麗で水も冷たく清らか。

間違いなく美味しいお米が育ちますよね。

 

この稲藁がこの地域ではとても重要な物なんですね。茅葺として合掌造りの屋根に使用するんですから。

 

こんな藁でカツオ炙ったら良く仕上がるだろうなぁ。なんて思いながら歩いておりました。

 

 
そして夜ごはん。素朴な田舎料理を頂きます。
 
店主のお母様の手作りです。素朴な食材ですが、それ故に手が混んでいてとてもありがたい料理の数々。
 
頂く日本酒は、五箇山の地酒「三笑楽 さんしょうらく」
〝笑って楽しく飲みましょう〟
というキャッチコピーの日本酒。
この土地で愛飲されているお酒ですね。
クイクイ頂いてきました。

 

 

アク抜きにとっても手間のかかる栃モチと地元産の野菜の天ぷら。

力強い野菜の味に感激しちゃったり。

茗荷。美味しかったなぁ。

 

 

 

コリコリした食感が心地良い。鯉の洗い。

鯉はモチロンのこと、添えられているツマの大根が水水しくて感激‼︎

ありがたい山の幸です‼︎

岩魚は頭から尻尾までパクパク食べちゃいます。

日本酒に合う。

 

 

この地域の名産として〝五箇山豆腐〟という品が有ります。

枕にして寝れる程硬い。

というお話まであるそう。

 

下は綺麗な水で作られた五箇山素麺。

冷たい水で仕込まれた麺はツルッツル。

喉ごし爽やか。

 

我々が日本酒をクイクイ飲むもんで、
サービスで出してくれました笑。
店主の酒の肴だったのでは、、、?笑
 

この干しホタルイカは自家製ですって!

生ホタルイカを干したもの。

お土産物とは別物!

 

 
 

翌朝、広々したダイニングで頂くコーヒー。

朝の吹き抜ける風がとても気持ち良い。

 

セミが気持ち良さそうに鳴いております。

子供の頃、田舎に遊びに行った夏を思い出します。

 

 

朝ごはん。
黄身の色がやや薄い五箇山 放し飼いの鷄の卵。
炊きたての卵かけご飯。コレがご馳走なのです。
煮物と胡麻和え。派手さは無いけど体に優しいお料理です。
 
朝の風がとても気持ち良く部屋を流れていきます。ホッとしちゃってチェックアウトの時間までゴロゴロしちゃいました。
 
今回初めて合掌造りという建物に泊まり、歴史に触れて思った事は日本の原風景、コレがたまらなく心地良い。
 
何もしない贅沢です。
冬のスノーボードの季節にも来たいなぁ。
 
東京では見かけない日本酒も地方には有ります。
〝鮨かの〟で扱えるお酒を探しに。
地方を巡ります‼︎