簡単!鮨かの流!包丁のサビ取り方法!
料理人から見た!忙しい仕事の合間でも簡単に出来るサビ取りとメンテナンス術!
日々の仕事の中で、タフに鋼製の包丁を使っていると、どうしても発生してしまう〝錆〟
錆が有ると、切れ味にも当然影響します。
見た目も悪く、作業に対するストレスも溜まりますね。
その錆を放っておくと、根が深くなったり広がってしまったり。そしてそれは〝研ぎ〟では除去出来ない厄介もの。
そんな錆を料理人の立場から見た、短時間で簡単に。かつ包丁に優しく取る方法を伝授します!
もくじ
鏡面職人を使う事のメリット
錆を取る方法にも色々有るとは思いますが、鮨かのでは、城山刃物製作所から販売されている〝鏡面職人〟を主に使用しています。
鏡面職人の本来の使用目的は、鏡面仕立ての包丁を輝かせる為のクリーム状の研磨材ですが、根が浅めのサビはコレで取る事が出来ます。
鏡面職人を使う事のメリットは、
①見た目を綺麗に仕上げられる。
②簡単にサビを取る事が出来る。
③包丁の表面を滑らかに仕上げられる。
④包丁の水弾きが良くなり、錆難くなる。
丁寧に磨き、包丁の状態を知ることで、より一層自分が使っている包丁への愛着も増す事と思います。
ちなみに、この鏡面職人の素材は〝ホワイトアランダム〟となっています。
それでは、鏡面職人による包丁の磨き上げ。スタート!
刃にも直接指を当てるため、手を切ってしまう危険性が充分にあります。気を付けて下さい。
下敷きにするガラス板などとの隙間が無いようにビチッと包丁を固定。
パフにクリーナーを付けて少量の水と共に磨き上げます。
鏡面職人で磨くと包丁の表面が変わる!
鏡面職人で磨く事は、粒子の細かい砥石で研ぐ事と同じ様な原理です。
磨きを繰り返すと、包丁の表面が滑らかになり、スッと包丁が走る様になります。
また、鏡面職人を使い続けると、水弾きが良くなり、錆にくくなる効果も望めます。
隅々まで磨きましょう!
鏡面職人で磨いた後は、錆の発生予防として椿油を塗っています。
この一連の作業で磨き上げ終了です!
まとめ
今回は、鮨かの流の包丁サビ取り方法についてご紹介させて頂きました。
しっかりと〝刃〟が付いていれば、この磨き上げだけで切れ味はある程度復活します。
研ぐ時間が取れない時や、研ぎを面倒に感じた時は、鏡面職人の出番です!